WIREDレビュー記事より |
OPENFITの選定理由
自分がOPENFITに求めたものはデスクワーク時の環境をよりリッチにすることでした。
常時着用ヘッドセットをアップデート
これまでJABRAのワイヤレス片耳ヘッドセットをオフィス、在宅共に使ってきました。電話応対、オンラインミーティングはもちろん、会議以外の時にはAppleミュージックに接続してBGMを愉しんできました。
このヘッドセット、耳孔に押し込むカナル型でなく、iPhoneに付属していたイヤホン、earpods のように耳の表面の耳介と呼ばれる部分にイヤホンのパーツを引っ掛けて装着するタイプで、長時間装着していても違和感が少なく、マイクは周辺音の影響を低減できるノイズキャンセル機能付きでオンラインミーティングや通話でも大活躍、片耳ですから、周囲から話しかけられた際もよく明瞭な会話をすることができました。残念なのは片耳ゆえにモノラルであることでした。
リモートワーク用イヤホン、ヘッドホンの条件
JABRAのモノラルヘッドセットからの置き換えるイヤホン、ヘッドホンの条件(優先順位順)をまとめると、ワイヤレス、ステレオは必須として…
- オープンエア(→長時間着用、外部音が聞こえる)
- マイク性能(ノイズキャンセル)
- マルチポイント(複数端末使用)
耳への負担が少なく、長時間装着していられるもの、そうしたイヤホンやヘッドホンを比較検討してきました。
リモートワークの最適解
ヘッドセットのアップデートを目指し、上記条件で辿り着いたモノがOPENFITです。
JABRAのワイヤレスヘッドセット同様、マイクのノイズリダクションあり、長時間装着に耐え、周囲の音、会話にもアクセスできていて、加えてステレオ対応を求めました。
結果、リモートワーク用としてのアップデートだけでなく、在宅時間全般のBGM視聴用として常時稼働にもOPENFITは最適と思うに至っています。
WIREDの記事は自分には的外れ
リモートワーク、在宅時間の音源として求め、今日現在満点のOPENFITですが、WIREDにネガティブな記事がありました。そこで、記事を確認しつつ自分の感想をコメントしたいと思います。
OPENFITの用途
リモートワークのツールとして自分はOPEN FITを求めたわけですが、WIREDのレビューは用途がないとばっさりです。
「Open Fit」は音質も値段も悪くはないが、ぴったりの用途が見つからない。
実際のところ、どうなのでしょうか。全てを求め、レビュワー自身の用途に限ると無用なだけだったのではないか、そう思いながら記事は拝読しました。
耳に負担なく長時間装着でき、マイク性能もいいOPENFITはリモートワークには最適です。
オープンエアで得られるもの
記事は装着時の安定性を主軸にネガティブな論をまとめています。多分に個人差もある領域ですし、ここ数日使ってみて装着のコツを習得する必要は感じてはいますが、それを上回るこの商品のバリュー、装着感の軽さ、耳への負担が少ないことへの満足感を否定するもぼではないと思っています。
OpenFitの音質は決して悪いわけではない。着け心地は不快ではないし、高価すぎることもない。ただし、ぴったりな用途が見つからないのだ。自宅で家事をしながら1日中着用するには装着したときの安定性が足りない。マイクのノイズキャンセリング機能は通話の相手には有効だが、使用者本人にとってはそれほど効果的ではない。
階段を2段飛ばしで駆け上らないといけないような家事もせず、激しく頭を振ることなく主にデスクワークに務める自分にとって、記事が挙げるような家事の際の安定性への不満はなく、音質、使い勝手共に、家(そして実はオフィスでも使い始め、屋内全般)では不満が見当たっていません。
なお、記事では周辺環境音、外部からの音にノイズリダクションが働かないことに不満をぶつけていますが、耳の穴が露出しているOPEN FITに密閉型イヤホンやヘッドホンにできることを求めることは幌のないオープンカーに雨除けを求めるようなものに思います。
繰り返しますが、オープンエアのイヤホンやヘッドホンは耳への負担が少なく長時間の着用がより容易なのが特徴です。その長所を生かせる使い方がベストなのではないでしょうか。
完全ワイヤレスは生活の中では最適
レビュワーは運動時の使用について以下のようにコメントをしています。
運動の際に使うならOpenRun Proに手を伸ばすだろう。OpenRun Proならハイキングや自転車に乗るときも首の後ろに安定して装着できる。
装着時の安定性には耳の形が万人異なるため個人差はあるとは想像できますが、自分の場合、ウォーキング、自転車運転程度のアクティビティではOPENFITが落ちるような不安は感じていません。OpenRunシリーズを使用していないので、比較するものではありませんが、OPENFITで事足りる状況です。
むしろ、ヘッドバンドのあるOpenRunではソファでくつろなど、頭を後ろに預けることができず、不便を感じるだろうなと想像しています。生活の中のさまざまなシーンでは左右独立スタイルの方が使い勝手がよくないでしょうか。
重さ、音質に関するWIREDの視点
それぞれのイヤフォンは柔らかいシリコン素材で覆われており、スリムなイヤーフックが付いている。下部には小さな重りが付いており、これが装着時に本体の位置を固定する役割を果たしている。各イヤフォンの重さは8.3gで、手持ちの「Beats Fit Pro」より約3g重い。とはいえ、重さの違いはあまり気にならなかった。
自分は片耳5gの「Beats Studio buds」を使ってきて、WIREDレビュワーとほぼ同じ重さの変化を体感し、同様に重く感じることはありませんでした。存在感としてはメガネをかけ、そのツルが耳にかかっている程度です。
また、「Beats Studio buds」ではカナル型ゆえ耳腔が密閉される不快感や長時間装着による耳全体への負荷を感じていました。しかしOPENFITは耳腔へのストレスはありません。
質の高い音を提供し、耳にかなり近い位置で使用するこれほど小さなスピーカーを設計できたことは偉業である。
独自の「OpenBass」アルゴリズムは突出している。これにより音楽に突如として新たな次元が加わったかのような豊かなベースの音を体験できるのだ。これは普段からベースに重点を置いた音楽を聴かない人にとっては特徴的なものではないだろう。
Open Fitはオープンイヤー型のイヤフォンであることから、AIによるマイクのノイズキャンセリング機能がどのようなものかにとても関心があった。通話ではそれなりに機能した。わたしが小さな部屋で話しているかのように聞こえた、と通話した友人は言っていた。とはいえ、当然かもしれないが、わたしには周りの音がすべて聞こえていた。
Open FitがOpenRun Proを上回っている要素の1つはバッテリーの持続時間である。…OpenFitのバッテリー持ちは本体だけで7時間、充電ケースと使用すると28時間である。ケースはワイヤレス充電には対応していないが、それでもこれは優れた水準だ。
用途とそれに対する満足感には記事と見解が異ななりましたが、スペックに関する評価は意を同じくするものでした。
購入を検討される方はぜひ記事を一読ください。
WIRED記事:Shokzのオープンイヤー型イヤフォン「OpenFit」は音質も値段も悪くはないが、ぴったりの用途が見つからない:製品レビュー
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