きみがどんなものになりたいかは、きみしだいであり、きみだけが決められる。(『レッドスーツ』ジョン・スコルジー、内田昌之訳

4/08/23

本と映画

だったら、これも信じられるかもしれない。きみがエキストラであれヒーローであれ、この物語はもうじき終わる。そのとき、きみがどんなものになりたいかは、きみしだいであり、きみだけが決められる。いかなる視聴者の目からも離れて、いかなる作家の手からも 離れて、きみは自立した人間になる。

メタフィクションと呼ばれる手法で紡がれる物語。

ネットのレビューをみると「ふざけてすぎている」との主旨の非難が散見しましたが、スコルジーの「老人と宇宙」をたのしんだ自分にとっては許容範囲。むしろやってくれたなぁと喝采しました。

さて、読書中、ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」を思い出しました。そういえばあれもメタフィクションだったのでしょうか。

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