「ドイツ軍だ。上陸してきた。いまさっき無線で聞いたんだ。テムズ川を上ってくる」（ブラックアウト、コニーウィリス　大森望訳）

「来たぞ！」「だれが来たって？」マイクはまばゆい光から片手で目を守った。「ドイツ軍だ。上陸してきた。いまさっき無線で聞いたんだ。テムズ川を上ってくる」（ブラックアウト、コニーウィリス　大森望訳）

全体的に面白い連続テレビドラマのような構成。伏線？と思われる未消化な事象が散りばめられストーリーは進み、各章の末尾には、えっ、どうなっちゃたのと続きがどうにも気になるものや、クスっとできるオチのある幕切れが用意される。

そして、上下巻を読了してもまだ物語は終わらない！続きを！